愛猫の話
こんばんわ、佐々木です。
寒くなってきましたね。風邪などひいておりませぬよう。
愛猫が死にました。1匹は去年、もう1匹はついさっきのこと。
うちではチャムくんとミロちゃんという2匹の猫を飼ってました。
チャムくんはハチワレっぽいけどちょっとアシメヘアーみたいな柄の大きな男の子。
ミロちゃんはキジトラで鍵尻尾のとても小さな女の子。
チャムくんは俺が高校入ってすぐくらいにもらってきた初めての猫。それはもう可愛がったし、友達も猫目当てで来たりしたしたくさん一緒に遊んだ。
一回ユリだかなんかの葉っぱ食べちゃってそれが猫には有毒で倒れちゃって、なんで猫が行くところにユリなんて置くんだって父さんのことめちゃくちゃ詰めちゃったっけな。なんとかなってよかった。
脱走したこともあった(これも原因父さんだったような…?)。そのときは2.3日後に怪我して帰ってきた。なんか覇気がないし「こいつ絶対に野良と喧嘩して帰ってきたな」って負け猫の顔をしていた。家だと王様なのに、情けない。
俺にはほんとに懐かなくて撫でてる最初は苦しゅうないって感じなのに急にもう触んな!!クソが!!!みたいに怒ってた。理不尽だよ。
いつ死んでもおかしくなかったね、色んな病気もしてたし、よく食べてよく吐いてた。
それでもよく頑張ってここまで生きていてくれたなと思う。ありがとう。
ミロちゃんはチャムくんがきてから大体2年後に家の前でピーピー鳴いているのを保護した。
そのときはもちろん小さかったんだけど育っても小さくて可愛かったね。
よく家を出るって時に足に擦り寄ってきて甘えてきてた。それが可愛くてよく遅刻をした。
ご飯が欲しい時「ぉあん」みたいな鳴き方をするから家族みんなで「ご飯って言ってる!!!」って、天才だって言ってた。親バカども。
一回友達と家で遊んでるときミロちゃん部屋に連れてきていたずらで閉じ込めたことがあって、そしたらめちゃくちゃ怒ったチャムくんが部屋開けろってガリガリしてきたこともあった。お前ちゃんとお兄ちゃんだったんだね。あれは俺が悪かったよ。
有り余る思い出が胸を締め付ける。駄文にでもしなければつい心が折れそうで。
死を受け入れるのは本当に度し難い。
毛並みに触れて、体温に触れて、匂いを嗅いで、声を聴かせて欲しい。引っ掻いてもいいし怒ってもいい、逃げてもいいから帰ってきて欲しい。
2匹は今会えてるかな、楽しく遊んでね。
ミロちゃん、お兄ちゃんのことよろしくね。
チャムくん、たくさん頑張って生きてくれたからゆっくり休んでね。
俺明日ライブなんだ、しかも野外だからよかったら一緒に観においで。
空に届くように精一杯歌うよ。
一緒に生きてくれてありがとう。
俺は幸せでした。
ほな、またね。